
11/4(土)に”尾道フィールド探究”のイベントが開催されました。
尾道市街地にあるコワーキング型シェアオフィス・ONOMICHI SHAREを会場に、広島県内各地から高校生たち、運営をサポートしてくれた叡啓大学の学生たち、普段から高校生の探究学習を支援する学校の先生たちが尾道に集いました。
*当活動は、公益財団法人マツダ財団の助成を受け実施しています
*当活動は、中四国の大学が参画する「Peace & Science Innovation Ecosystem」が採択された、JST大学発新産業創出プログラム「EDGE-PRIME Initiative(高校生等へのアントレプレナーシップ教育)」の一環として実施しています


自分自身の”やってみたい”を再確認することを目的に、
尾道を拠点に活動する多様な得意ジャンルを持つゲスト4名との対話からワークが始まります。





一通りの自己紹介と、それぞれの興味や関心、普段取り組んでいるプロジェクトについての情報交換を終えると、1時間のフィールドワークに移ります。
高校生が行ってみたい場所・会ってみたい人に言ってみるグループもあれば、
ゲストが実際に尾道で取り組むプロジェクトの現場を見にいくグループもあれば、
山の頂上にある尾道市立美術館まで息を切らしながら登って帰ってくるグループもありました。



誰かの視点で街や人を見てみるということ、
誰かの視点でプロジェクトを捉え直してみるということ、
もういちど自分自身の視点で、自分自身のワクワクを見つめてみるということ。
たった1時間のまちあるきワークでしたが、
帰ってきた高校生の顔つきも、大人の顔つきも、1時間前とは大きく違います。







ワークの後は、いろいろなお題で対話をしました。
「今日1日の中で出会った新発見は?」
「いちばん気になった尾道のヒト・モノはなに?」
「そもそもプロジェクトってなんだろう?」
「その町で応援されるプロジェクトと、応援されないプロジェクトがあるとしたら、その違いって何?」
対話の中からしかプロジェクトのアイデアは生まれない。
時間が来ても終わろうとしない対話の様子を見て、そんなことを思いました。
いつものコミュニティからちょっとだけ離れて、いつもとは違う人たちと、いつもとは違う内容の話をする時間が、高校生にも先生にも必要なのかもしれません。
今日の新発見を持ち帰り、またそれぞれの暮らす地域で、それぞれのプロジェクトを進めていってもらえたら嬉しいです。
その過程で見つけた新たな”新発見”を持ち寄って、
1月28日に行われる年に一度の学びの祭典・マイプロジェクトアワード広島県Summitで再会しましょう!
「そもそも誰かに応援されて初めて、私が今やっていることがプロジェクトになるのかも。」
帰り際にある高校生が残したその言葉は、真理をついているように思いました。
