
2025年10月11日(土)。
瀬戸内のど真ん中に浮かぶ離島・大崎上島を舞台に、第一回マイプロジェクト瀬戸内・大崎上島Summitを開催しました。
大崎上島には、その小さな島の中に3つの学校があります。
◆地域をフィールドに”開かれた学び”を体現する、広島県立大崎海星高校
◆グローバルリーダーを育てる中高一貫校、広島県立広島叡智学園中学高等学校
◆造船の島として栄えた歴史を引き継ぎつつ最先端のデジタル人材育成を掲げる、広島商船高等専門学校
この3つの学校が普段の活動をシェアし合う機会、そこに四国からも本州からも各地で挑戦する高校生たちがやってくる機会をつくろう、と普段私たちが取り組む「広島県」という括りから離れて新しい形にチャレンジをしました。



(主催者挨拶より)
「広島県」より拡げてみたら、どうなるだろう。
旅行気分で島に上陸してもらって、そこで出会った高校生同士で仲良くなって、お互いまだまだ楽しもう頑張ろう今度はそちらにいくね、という関係性が生まれるかもしれない。
高校生だけでなく、大人だって同じようなことを思って、行き来が生まれる新しい航路が発見されるかもしれない。
「広島県」より狭めてみたら、どうなるだろう。
普段高校生の発表を見ることができない地域のおじさん・おばさんと、
もしかしたら小学生・中学生と、高校生の緊張の一瞬を一緒に応援する空間ができるかもしれない。
こんな小さな島に、自らプロジェクトを立ち上げて挑戦している高校生がこんなにもいるのかと、見方が変わるかもしれない。
島の外の高校生にとっては、知らない地域の知らない誰かにめっちゃいいねと肩を叩かれる経験が、新たな熱源となってほしい。
「毎年あの島にいったら、なんか頑張れるんだよね」となってほしい。
そんな気持ちで、瀬戸内・大崎上島Summitの開催を決めました。



当日は13プロジェクト・20名の高校生が参加。
各プロジェクトが10分間のプレゼンテーションを行なった後で、観覧参加者の大人たちも自身の考えやアイデアを手渡しながら”作戦会議”型の対話を進めます。
高校生同士も同年代の別プロジェクトにフィードバックをしながら、
それは鏡として自身への言葉に変わっていきます。
「ぽかぽかした空気を作ってくれてありがとうございました。」
これは参加した高校2年生が残してくれた感想です。
参加者全員が当事者意識を持つからこそ、みんなで秋の山を登るような穏やかなで、でも刺激のある場が出来上がっていきました。












ご参加いただきありがとうございました。
マイプロジェクト広島では、これからも様々な形式で、様々な学びの深め方を実験していきたいと思います。
「わたし」からはじめる未来。
一歩踏み出せば、何かが始まる、何かが変わると信じられる人が増えていくと、
日々の暮らしが豊かになる。わたしにとっても、あなたにとっても。
そんなことを考えた1日でした。
